母の日の贈り物。

日付が変わってしまいましたが、母の日でしたね。

入院中なので、今年は実母や義母への贈り物はパスさせていただきました。

贈り物をするって、毎回頭を悩ませます。せっかくなら喜んで使ってくれるものが嬉しいですものね。

去年は、私の息子(孫)とのツーショットの写真入りのマグカップを贈りました。
孫の効力は絶大です。

そんな私も、今年は母の日のプレゼントをもらいました。
息子から、はいどーぞしてもらいましたよ。

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撮りたての写真の入った革製のキーフォルダーです。
裏に息子の名前と、日付が刻印されていました。

とっても、嬉しかったです。

あぁ、私も母親なのね。
と、実感しました。

以前、子育てアドバイザーをされている方の講義のなかで、
「子育てには、四季があります。」という話しを伺ったことが、とても印象に残っています。

いつか、寒く凍えるような冬がやってくるけれど、暖かな春や、太陽が燦々と降り注ぐ夏の思い出が、支えてくれると。

今は、私にとっては春の日です。

緑が芽吹いていくように、彼の成長は爽やかで、心地よい感情を私に与えてくれます。

もちろん、雨の日や風の日もあったりもしますけどね。

子どもって、すごい存在だと思います。
人間の本質がみえてきます。

子どもは自分の感情に素直です。
楽しければ思いっきり笑って、悲しければたくさん泣くし、腹が立てば怒ります。イヤなことは嫌です。

表現方法は子どもなのでともかくとしても、本来、人は感情に対してこうあるべきなのだと感じます。

そして、私が彼に怒ったとしても、許してくれます。決して私を否定せず、とても、寛容で慈悲深い。

言ってみれば、神さまのような存在。

私の母親として、心に留めていることは「子どもをコントロールしようとしないこと。」

私自身が親との関係を振り返る時、一番辛かったことは、私の思いを聞いてもらえない、受け止めてもらえないと感じたこと。コントロールされていると感じていたことです。
親からすれば、娘のためにという思いであったでしょうね。

そんな恨み辛みや、親のようにはなりたくない。という気もちを、今も手放せません。
手放せば、どれだけ楽になるだろうと思うのですが、まだ、大事に掴んで離せそうにありません。

親、特に母親へのコンプレックスが強かった私が、今の旦那さんとまだ付き合っているころ思い切って、母親への思いを話した時、「辛かっただろうけど、そんなお母さんだったから、僕の大好きな君なんだよ。」と言ってくれました。
とても心が救われたし、すでにプロポーズはされていましたが、「あぁ、この人と結婚しよう。」と、結婚を決意した出来事でもありました。

私最大のコンプレックスも、まるっと受け止めてくれた旦那さん。
この言葉は親との関係の中でも、旦那さんとの関係の中でも、ずっと私の心の支えになってくれています。

息子も神なら、夫も神ですね。

そんなことを思う、母の日でした。